家計バランス診断

月収と支出カテゴリを入力するだけで理想比率との差分を可視化

月収と支出カテゴリを入力するだけで理想比率との差分を可視化。世帯タイプ別に「使いすぎ」「余裕あり」をカテゴリ別に判定し、改善ポイントを提示する家計診断ツール。

世帯タイプ

世帯構成に合った理想比率が適用される

月収(手取り)

万円

手取り月収を入力(例: 25)

支出カテゴリ

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診断結果

月収を入力すると診断結果が表示される

本ツールの理想比率は一般的な目安であり、個人の生活状況・地域・収入水準によって最適な配分は異なります。家計の最終判断はご自身の状況に応じて行ってください。

不具合・ご要望はお気軽に@MahiroMemoまで

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給料日のあと、なぜか不安になる人へ

毎月25日に給与が振り込まれる。口座の数字が増える瞬間だけはちょっと嬉しい。でも月末になると「あれ、もうこれしか残ってない?」と焦る。家計簿をつけてみても、数字が並ぶだけで「だから何を変えればいいの?」がわからない。

この家計バランス診断は、月収に対する各支出の割合を理想比率と比較して、どこが使いすぎでどこに余裕があるかをカテゴリ別に判定するツール。金額の大小ではなく「収入に対する比率」で見るから、手取り20万でも50万でも同じ基準で家計の健全性がわかる。世帯タイプを選ぶだけで理想比率が自動セットされるので、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談する前の自己診断として使える。

なぜ家計バランス診断を作ったのか

家計簿の限界に気づいた日

3年間、毎日欠かさず家計簿をつけていた時期がある。1円単位で記録して、月末に集計して、前月と比較して。でもある日気づいた。「記録はあるけど、判断ができない」。食費が6万円。これは多いのか少ないのか。一人暮らしなら?夫婦なら?手取りが25万のときと35万のときで、同じ6万円でも意味が全く違う。

既存ツールへの不満

家計簿アプリは記録には優秀だけど、「理想との比較」機能を持つものが意外と少ない。FPに相談すれば的確なアドバイスがもらえるけど、初回相談だけで5,000〜10,000円かかるし、「ちょっと確認したい」くらいの温度感には敷居が高すぎる。

Excelで自作も試した。理想比率をどこかのWebサイトから拾ってきて、関数を組んで。でも世帯構成が変わるたびにシートを作り直すのが面倒で、結局放置。「入力 → 即判定」のシンプルなツールがほしかった。

こだわった設計判断

  • 比率ベースの判定: 金額の絶対値ではなく収入比で見る。手取り20万の住居費7万(35%)と手取り40万の住居費14万(35%)は、どちらも同じ「やや高め」と正しく判定できる
  • 世帯プリセット: 一人暮らし・夫婦・ファミリーで理想比率が全く違う。子育て世帯の教育費10%は一人暮らしなら2%で十分。この差をプリセットで吸収した
  • ±3%の閾値: 理想比率からの乖離が3%以内なら「適正」と判定する設計。1%のズレで「使いすぎ」と出ても実用的じゃないから、適度な遊びを持たせた

家計バランスとは何か — 収入に対する支出比率の基礎

家計 支出 割合の考え方

家計バランスとは、月収(手取り)に対して各支出カテゴリがどれくらいの割合を占めているかを示す指標。たとえば手取り25万円のうち住居費が7万円なら、住居費の比率は28%になる。

支出比率(%) = (カテゴリ支出額 ÷ 手取り月収) × 100
例: 住居費7万円 ÷ 手取り25万円 × 100 = 28%

この比率を「理想比率」と比較することで、どのカテゴリにお金を使いすぎているか、どこに余裕があるかが見えてくる。

生活費 理想 比率の根拠

理想比率は、日本FP協会やファイナンシャルプランナーが推奨する一般的な目安をベースにしている。たとえば一人暮らしの住居費は手取りの25〜30%が目安とされている。これは「家賃が手取りの3分の1を超えると貯蓄が困難になる」という経験則に基づいている。

参考: 日本FP協会 — くらしとお金に関する相談

わかりやすいたとえ話をしよう。体重60kgの人の1日のカロリー摂取量には目安がある。炭水化物50〜65%、たんぱく質13〜20%、脂質20〜30%。これと同じで、家計にも「健康な配分バランス」がある。どれか一つのカテゴリが肥大すると、他が圧迫されて全体の「体調」が崩れる。

手取り 支出 目安 — 50/30/20ルール

海外で広く知られている家計管理の基本ルールが「50/30/20ルール」。手取りの50%を生活必需品(住居費・食費・光熱費)、30%を自由裁量(娯楽・被服・趣味)、20%を貯蓄・投資に充てるという考え方。

参考: 50/30/20 Budget Rule — Wikipedia(英語)

このツールではさらに細かく12カテゴリに分解し、世帯タイプごとに最適な比率を設定している。

なぜ支出比率の管理が重要なのか

固定費 見直し — 住居費30%超えのリスク

住居費は家計の中で最大の固定費。手取りの30%を超えると、他のカテゴリを圧迫して「貯蓄ゼロ」に陥りやすい。たとえば手取り25万で家賃8万円(32%)の場合、食費・光熱費・通信費などの生活必需費を差し引くと、自由に使えるお金はほぼ残らない。

手取り25万円の例:
住居費  8.0万 (32%) ← 理想28%を4%超過
食費    4.0万 (16%)
光熱費  1.5万 (6%)
通信費  1.2万 (5%)
保険    0.8万 (3%)
交通費  1.5万 (6%)
残り    8.0万 → ここから貯蓄・娯楽・被服・医療・教育を捻出

住居費が理想比率を超えている場合、引っ越し・住宅ローンの借り換え・家賃交渉が具体的な改善策になる。

貯蓄率ゼロの構造的原因

貯蓄ができない人の多くは「収入が少ないから」ではなく「固定費率が高すぎるから」。総務省の家計調査によると、年収に関係なく貯蓄率が低い世帯は住居費+保険料の合計が手取りの35%を超えている傾向がある。

参考: 総務省統計局 — 家計調査

比率で見ることで、「収入が増えても貯蓄が増えない」構造的な問題に気づける。年収が上がると生活水準も上がる(ライフスタイル・インフレーション)のは自然なことだけど、比率を一定に保つ意識があれば、収入増の恩恵を確実に貯蓄に回せる。

こんな場面で役立つ家計バランス診断

引っ越し前の家賃シミュレーション

新居の家賃が手取りの何%になるかを事前にチェック。「家賃8万は手取り30万なら27%で適正、手取り25万なら32%で要注意」と判定してくれるから、物件選びの基準が明確になる。

保険の見直しタイミング

「保険料が理想比率を大幅に超えている」と診断されたら、保険の見直し時期かもしれない。特に独身時代に加入した保険をそのまま続けているケースでは、世帯タイプを変更して比較するだけで見直しの必要性が可視化される。

結婚・出産後の家計再編

一人暮らし → 夫婦 → ファミリーと世帯タイプが変わると、理想比率も大きく変わる。教育費の比率が一気に上がるファミリー世帯では、他のカテゴリを意識的に圧縮する必要がある。

昇給時の配分計画

「昇給分をどこに振り分けるか」を考えるとき、現状の診断結果を見れば「使いすぎカテゴリはそのまま据え置き、余裕ありカテゴリか貯蓄に回す」という判断がすぐできる。

使い方3ステップ — 家計診断の手順

ステップ1: 世帯タイプを選ぶ

一人暮らし・夫婦・ファミリーの3つから選択。それぞれに最適化された理想比率が自動で適用される。迷ったら現在の世帯構成に最も近いものを選べばOK。

ステップ2: 月収(手取り)を入力

手取り月収を万円単位で入力する。ボーナスは含めず、毎月安定して入ってくる金額を入力するのがポイント。額面ではなく手取りで入力すること。

ステップ3: 各カテゴリの支出を入力して結果を確認

12カテゴリの月額支出を入力すると、リアルタイムで診断結果が表示される。棒グラフで理想と実際の差が一目でわかり、「使いすぎ」カテゴリには改善優先度が付く。わからないカテゴリは空欄(0円扱い)でも診断可能。

具体的な診断例 — 6つのケーススタディ

ケース1: 一人暮らし・手取り25万円

月収: 25万円(一人暮らし)
住居費: 7.0万 → 28% (理想28%) → 適正
食費:   4.0万 → 16% (理想15%) → 適正(+1%)
光熱費: 1.2万 →  5% (理想 5%) → 適正
通信費: 1.5万 →  6% (理想 5%) → 適正(+1%)
保険:   0.5万 →  2% (理想 3%) → 余裕あり
貯蓄:   3.0万 → 12% (理想15%) → 余裕あり(-3%で境界)
交通費: 1.5万 →  6% (理想 7%) → 適正
娯楽費: 3.0万 → 12% (理想 5%) → 使いすぎ(+7%)
被服費: 0.5万 →  2% (理想 3%) → 適正
医療費: 0.3万 →  1% (理想 2%) → 適正
教育費: 0.5万 →  2% (理想 2%) → 適正
その他: 1.0万 →  4% (理想10%) → 余裕あり

スコア: 75点(良好)
改善優先度: 1. 娯楽費(+7%超過)

娯楽費が突出して高い典型パターン。サブスクの棚卸しが効果的。

ケース2: 共働き夫婦・手取り50万円

月収: 50万円(夫婦)
住居費: 15.0万 → 30% (理想25%) → 使いすぎ(+5%)
食費:    7.0万 → 14% (理想15%) → 適正
光熱費:  2.0万 →  4% (理想 5%) → 適正
通信費:  2.5万 →  5% (理想 5%) → 適正
保険:    3.0万 →  6% (理想 5%) → 適正(+1%)
貯蓄:    8.0万 → 16% (理想15%) → 適正
交通費:  2.0万 →  4% (理想 5%) → 適正
娯楽費:  4.0万 →  8% (理想 5%) → 使いすぎ(+3%超)
被服費:  2.0万 →  4% (理想 3%) → 適正
医療費:  1.0万 →  2% (理想 3%) → 適正
教育費:  0.5万 →  1% (理想 2%) → 適正
その他:  3.0万 →  6% (理想12%) → 余裕あり

スコア: 83点(優秀)
改善優先度: 1. 住居費(+5%超過) 2. 娯楽費(+3%超過)

収入が高くても住居費比率が高いケース。都心部で多い傾向。

ケース3: ファミリー・手取り35万円

月収: 35万円(ファミリー)
住居費: 10.0万 → 29% (理想25%) → 使いすぎ(+4%)
食費:    7.0万 → 20% (理想18%) → 適正(+2%)
光熱費:  2.5万 →  7% (理想 6%) → 適正
通信費:  1.5万 →  4% (理想 4%) → 適正
保険:    2.5万 →  7% (理想 6%) → 適正(+1%)
貯蓄:    2.0万 →  6% (理想10%) → 使いすぎではないが余裕あり(-4%)
交通費:  2.0万 →  6% (理想 5%) → 適正
娯楽費:  1.5万 →  4% (理想 3%) → 適正
被服費:  1.5万 →  4% (理想 3%) → 適正
医療費:  1.0万 →  3% (理想 3%) → 適正
教育費:  3.0万 →  9% (理想10%) → 適正
その他:  1.0万 →  3% (理想 7%) → 余裕あり

スコア: 83点(優秀)
改善優先度: 1. 住居費(+4%超過)

住居費がネックだが全体バランスは良好。貯蓄率を上げるなら住居費の圧縮が鍵。

ケース4: 貯蓄重視型・手取り30万円

月収: 30万円(一人暮らし)
住居費: 6.0万 → 20% (理想28%) → 余裕あり(-8%)
食費:   3.0万 → 10% (理想15%) → 余裕あり(-5%)
光熱費: 1.0万 →  3% (理想 5%) → 適正
通信費: 0.5万 →  2% (理想 5%) → 余裕あり
保険:   0.5万 →  2% (理想 3%) → 適正
貯蓄:   9.0万 → 30% (理想15%) → 使いすぎ(+15%)
交通費: 1.0万 →  3% (理想 7%) → 余裕あり
娯楽費: 1.0万 →  3% (理想 5%) → 適正
被服費: 0.5万 →  2% (理想 3%) → 適正
医療費: 0.3万 →  1% (理想 2%) → 適正
教育費: 1.0万 →  3% (理想 2%) → 適正
その他: 1.2万 →  4% (理想10%) → 余裕あり

スコア: 83点(優秀)

貯蓄が「使いすぎ」判定になるのは面白いポイント。理想比率はあくまで目安で、意図的に貯蓄を厚くしているなら問題ない。判定はあくまで「理想比率からの乖離度」を示すもの。

ケース5: 転職直後・手取り22万円で固定費過多

月収: 22万円(一人暮らし)
住居費: 7.5万 → 34% (理想28%) → 使いすぎ(+6%)
食費:   3.5万 → 16% (理想15%) → 適正(+1%)
光熱費: 1.3万 →  6% (理想 5%) → 適正(+1%)
通信費: 1.8万 →  8% (理想 5%) → 使いすぎ(+3%超)
保険:   1.5万 →  7% (理想 3%) → 使いすぎ(+4%)
貯蓄:   1.0万 →  5% (理想15%) → 余裕あり(-10%)
交通費: 1.5万 →  7% (理想 7%) → 適正
娯楽費: 1.5万 →  7% (理想 5%) → 適正(+2%)
被服費: 0.5万 →  2% (理想 3%) → 適正
医療費: 0.2万 →  1% (理想 2%) → 適正
教育費: 0.2万 →  1% (理想 2%) → 適正
その他: 1.0万 →  5% (理想10%) → 余裕あり

スコア: 75点(良好)
改善優先度: 1. 住居費(+6%超過) 2. 保険(+4%超過) 3. 通信費(+3%超過)

前職の年収に合わせた家賃・保険・通信プランがそのまま残っているパターン。転職で手取りが下がったのに固定費が据え置きだと、貯蓄率が一気に圧迫される。住居費34%は都心一人暮らしなら珍しくないけど、手取り22万では生活がかなり苦しい。保険の見直し(掛け捨てへの切り替え)と格安SIMへの乗り換えで月5,000〜8,000円の固定費削減が見込める。

ケース6: 教育費ピークのファミリー・手取り40万円

月収: 40万円(ファミリー)
住居費: 10.0万 → 25% (理想25%) → 適正
食費:    8.0万 → 20% (理想18%) → 適正(+2%)
光熱費:  2.5万 →  6% (理想 6%) → 適正
通信費:  1.5万 →  4% (理想 4%) → 適正
保険:    2.0万 →  5% (理想 6%) → 適正
貯蓄:    1.5万 →  4% (理想10%) → 使いすぎではないが余裕あり(-6%)
交通費:  2.0万 →  5% (理想 5%) → 適正
娯楽費:  1.0万 →  3% (理想 3%) → 適正
被服費:  1.5万 →  4% (理想 3%) → 適正(+1%)
医療費:  1.0万 →  3% (理想 3%) → 適正
教育費:  7.0万 → 18% (理想10%) → 使いすぎ(+8%)
その他:  2.0万 →  5% (理想 7%) → 適正

スコア: 92点(優秀)
改善優先度: 1. 教育費(+8%超過)

中学受験の塾代・習い事が重なる時期に多い構図。教育費が理想の10%を大きく超えて18%に達しているが、他のカテゴリは全て適正圏内に収まっている。住居費25%・娯楽費3%と堅実に抑えていても、教育費の圧力で貯蓄率が4%まで落ちている点が構造的な課題。受験が終わるまでの期間限定と割り切るか、教育ローン・奨学金の活用で貯蓄率を最低6%以上に維持するかの判断が必要になる。

仕組み・アルゴリズム — 診断ロジックの詳細

手法比較: 固定閾値 vs 相対閾値

家計診断の判定方式には大きく2つのアプローチがある。

方式説明メリットデメリット
固定閾値理想比率からの差分が±X%を超えたら警告シンプルで理解しやすい小比率カテゴリで過敏になる
相対閾値理想比率のY倍を超えたら警告比率の大小に関わらず一定の感度閾値の設定が複雑

このツールでは**固定閾値方式(±3%)**を採用した。理由は「ユーザーが判定基準を直感的に理解できること」を最優先にしたため。「理想より3%以上超えたら使いすぎ」というルールは、誰にでも説明できるシンプルさがある。

計算フロー

1. 入力値の取得
   income = 手取り月収(万円)
   amounts = { housing: X, food: Y, ... }(各カテゴリ万円)

2. 比率計算
   actualRatio = (amount / income) × 100

3. 理想比率の取得
   idealRatio = PRESETS[householdType].ratios[categoryId]

4. 差分と判定
   diff = actualRatio - idealRatio
   status = diff > 3  → "over"(使いすぎ)
          = diff < -3 → "under"(余裕あり)
          = else       → "ok"(適正)

5. スコア算出
   goodCount = status が "ok" または "under" のカテゴリ数
   score = (goodCount / 12) × 100

6. 改善優先度
   "over" のカテゴリを diff 降順でソート

計算例: ステップバイステップ

手取り25万円、住居費7万円、食費4万円の場合:

住居費:
  actualRatio = (7 / 25) × 100 = 28.0%
  idealRatio = 28%(一人暮らしプリセット)
  diff = 28.0 - 28 = 0.0%
  判定: |0.0| < 3 → "ok"(適正)

食費:
  actualRatio = (4 / 25) × 100 = 16.0%
  idealRatio = 15%
  diff = 16.0 - 15 = 1.0%
  判定: |1.0| < 3 → "ok"(適正)

スコアリングの考え方

スコアは「12カテゴリのうち、使いすぎでないカテゴリの割合」をパーセンテージで表したもの。「余裕あり」は節約できている状態なので正常カウントに含めている。全カテゴリが適正なら100点、3カテゴリが使いすぎなら75点になる。

既存ツール・サービスとの違い

家計簿アプリとの違い

家計簿アプリ(マネーフォワード、Zaim等)は「記録と集計」が主目的。過去の支出を正確に把握するには最適だけど、「じゃあこの支出額は適正なの?」という判断は自分でする必要がある。このツールは記録不要で、今の支出額を入力するだけで即座に判定が出る。

FP(ファイナンシャルプランナー)相談との違い

FP相談は個別事情を踏まえた精緻なアドバイスがもらえる。ただし費用(初回5,000〜10,000円)と時間(予約〜面談で1〜2週間)がかかる。このツールは「まず自分の家計の現状を把握する」ための第一歩として、FP相談前のセルフチェックに最適。

Excel自作との違い

Excelで理想比率テーブルを自作する人もいるけど、世帯タイプが変わるたびにシートを修正する手間がある。このツールならワンタップで世帯プリセットが切り替わるし、棒グラフ・判定・改善優先度まで自動で表示される。

家計管理の豆知識

50/30/20ルールの実践

アメリカの上院議員エリザベス・ウォーレンが著書『All Your Worth』で提唱した家計管理の基本ルール。手取りの50%を必要経費(Needs)、30%を欲しいもの(Wants)、20%を貯蓄・返済(Savings)に割り当てる。日本の家計に当てはめると、このツールの12カテゴリを3グループに分類して確認できる。

先取り貯蓄の効果

「余ったら貯蓄する」では貯まらない。給料日に自動振替で貯蓄を先に確保する「先取り貯蓄」が最も効果的。このツールで貯蓄率が理想を下回っていたら、まず先取り貯蓄の仕組みを作ることを検討してみて。

参考: 金融広報中央委員会 — 知るぽると

固定費削減のインパクト

固定費(住居費・保険・通信費)は一度見直すと毎月の効果が持続する。たとえば通信費を月5,000円削減すると年間6万円の節約になる。変動費(食費・娯楽費)の節約よりもストレスが少なく、効果が大きいのが固定費見直しの特徴。

家計診断を活用するTips

ボーナスは月収に含めない

ボーナスは金額が変動するため、毎月の家計管理には含めないのが鉄則。ボーナスは「臨時収入」として別管理し、貯蓄・大型出費・投資に充てるのがベスト。

年払い保険は12で割って月額換算

年払いの保険料や車検費用など、年に1〜2回の大型出費は12で割って月額に換算してから入力すると、より正確な家計像が見える。

クレジットカード明細を活用

カテゴリ別の支出額がわからない場合は、クレジットカードの利用明細を参照するのが手っ取り早い。多くのカード会社が自動でカテゴリ分けしてくれるから、その数字をそのまま入力できる。

3ヶ月に1回の定点観測がおすすめ

毎月診断する必要はない。季節によって光熱費や娯楽費は変動するから、3ヶ月ごとの平均で診断するのが現実的。結果をコピーしてメモアプリに保存しておけば、改善の推移が追える。

Q&A

Q: 理想比率の根拠は何?

日本FP協会やファイナンシャルプランナーの一般的な推奨値をベースに、世帯タイプごとに調整した値を使用している。あくまで「一般的な目安」であり、個人の収入水準・居住地域・ライフスタイルによって最適な比率は異なる。

Q: ボーナスはどう扱えばいい?

ボーナスは月収に含めず、別管理するのが推奨。毎月の安定収入(手取り月給)だけで家計が回る状態を目指すのが健全な家計管理の基本。ボーナスは貯蓄・投資・臨時出費に充てると良い。

Q: 地域によって理想比率は変わる?

大きく変わる。特に住居費は都市部と地方で2〜3倍の差がある。東京23区なら住居費30%超えも珍しくないが、地方なら20%以下に抑えられることも。このツールの理想比率は全国平均的な値なので、居住地域を考慮して判定結果を解釈してほしい。

Q: 入力したデータはどこに保存される?

データはブラウザ上でのみ処理され、サーバーへの送信は一切行わない。ページを閉じると入力内容は消えるので、結果を残したい場合は「結果をコピー」機能を使ってメモアプリ等に保存してほしい。

Q: 貯蓄が「使いすぎ」と表示されるのはおかしくない?

「使いすぎ」は「理想比率からの乖離が大きい」という意味で、文字通り「使いすぎ」ではない。貯蓄を意図的に多くしている場合は問題ないので、あくまで比率バランスの参考情報として捉えてほしい。

まとめ

毎月の「なんとなく不安」を数字で可視化するツール。月収と支出を入力するだけで、理想比率との差が一目でわかる。使いすぎカテゴリには改善優先度が付くから、「まず何を見直せばいいか」が明確になる。

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不具合や要望があれば、X (@MahiroMemo)から気軽に教えてほしい。

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Mahiro

Mahiro Appの開発者。3年間の家計簿記録を経て「記録だけでは判断できない」と痛感し、比率ベースの家計診断ツールを開発。

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