ハンドメイド原価・利益シミュレーター

材料費・制作時間・手数料から販売価格・利益・時給を自動計算。minne/Creema/BASE/メルカリ対応

材料費・制作時間・希望時給・梱包費・送料を入力するだけで、利益・利益率・実質時給を自動計算。minne・Creema・BASE・メルカリの手数料に対応。

販売プラットフォーム

計算モード

材料費

材料 1
0

制作・経費

購入者負担の場合は0

価格設定

計算結果

利益率

46.1%

適正利益率
材料費合計
0円
人件費
1,000円

60分 × @1,000円/時

原価合計
1,300円
手数料(minne)
317円
利益
1,383円
実質時給
1,383円/時

本ツールの計算結果は目安です。実際の手数料はプラットフォームの料金体系変更により異なる場合があります。最新の手数料率は各プラットフォームの公式サイトでご確認ください。

不具合・ご要望はお気軽に@MahiroMemoまで

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その作品、利益出てる? ——「なんとなく価格設定」の落とし穴

minneやCreemaで作品を出品するとき、「原材料が500円くらいだから、2,000円で売ればいいかな」と感覚で値付けしていないだろうか。制作に3時間かけて、梱包材を用意して、送料を負担して、プラットフォーム手数料を引かれて——気づいたら時給換算で300円だった、なんて話は珍しくない。

このツールは、材料費・制作時間・梱包費・送料・手数料を一括入力するだけで、利益・利益率・実質時給をリアルタイムに算出する。「目標利益率 → 販売価格」の逆算モードも搭載しているので、「いくらで売ればいいのか」が一発で分かる。

なぜハンドメイド原価・利益シミュレーターを作ったのか

スプレッドシート管理の限界

以前、ハンドメイド販売の原価管理をGoogleスプレッドシートでやっていた知人がいた。作品ごとにシートを複製して、材料費を手入力して、手数料率を毎回計算式に組み込んで——新作を出すたびに30分かかっていたそうだ。しかもminneからCreemaに出品先を変えたとき、手数料率の変更を忘れて「利益が出ているはず」の作品が実は赤字だったという。

こうした「計算ミス」や「面倒で原価計算をサボる」問題を、ブラウザだけで解決したかった。

こだわった設計判断

プラットフォーム手数料のワンタップ切替。minne(10.56%)、Creema(11%)、BASE(6.6%)、メルカリ(10%)の手数料率をプリセットしているので、出品先を変えたときの利益差がすぐに分かる。同じ作品をどのプラットフォームで売るのが一番利益が残るか、ボタンを切り替えるだけで比較できる。

逆算モード。「利益率50%を確保したいけど、いくらで売ればいい?」という問いに答える機能。原価と目標利益率を入れれば推奨販売価格が自動で出る。値決めの「最初の一歩」をサポートする。

ハンドメイド原価計算とは——知っておくべき3つのコスト要素

原価を構成する3つの柱

ハンドメイド作品の原価は、大きく分けて材料費人件費(労務費)経費の3つで構成される。

材料費は最もイメージしやすい。レジン液、ビーズ、布地、金具など、作品に使った素材の費用だ。ただし「1袋500円のビーズを買って、そのうち20粒使った」場合、原価は500円ではなく「1粒あたりの単価 × 20粒」で計算する必要がある。この「使用量ベース」の計算を怠ると、原価を大幅に見誤る。

人件費は見落とされがちだ。3時間かけて作ったアクセサリーを1,500円で売って「材料費500円だから1,000円の儲け」と思っていても、時給換算すると333円。趣味なら構わないが、副業として続けるなら自分の時間にも値段をつけるべきだ。

経費は梱包材(箱、緩衝材、テープ)、送料、プラットフォーム手数料、撮影用小物の減価償却など。特にプラットフォーム手数料は販売価格の10%前後を占めるため、無視できない。

原価率の目安

一般的な物販の原価率は30〜40%程度と言われている。ハンドメイドの場合、人件費を含めると原価率50%以下に抑えるのが理想だ。原価率が70%を超えると、手数料と経費を差し引いた利益はほぼゼロになる。

原価率 = 原価合計 ÷ 販売価格 × 100
利益 = 販売価格 − 原価合計 − プラットフォーム手数料
利益率 = 利益 ÷ 販売価格 × 100

参考: 中小企業庁「小規模企業白書」では、個人事業の収益構造と原価管理の重要性が解説されている。

原価計算を怠ると何が起きるか

「売れてるのに貯金が増えない」現象

minneで月に30件売れているのに、材料費の仕入れと送料で手元にお金が残らない——これは原価計算をしていない作家に典型的な症状だ。売上と利益は別物であり、売上が増えても原価率が高ければ利益は出ない。

確定申告で困るパターン

副業としてハンドメイド販売を行う場合、年間所得が20万円を超えると確定申告が必要になる(国税庁「副業の確定申告」)。このとき「経費」として計上できるのは、記録が残っている材料費・梱包費・送料のみ。日頃から原価を記録しておかないと、本来控除できる経費を見逃して余計な税金を払うことになる。

値下げ要求への対抗力

「もう少し安くなりませんか?」と言われたとき、原価を把握していれば「これ以上下げると赤字です」と根拠を持って断れる。逆に原価が分からないと、なんとなく値引きに応じてしまい、じわじわと利益を削ることになる。

ハンドメイド原価計算ツールが活躍する場面

新作の価格設定

新しい作品を作ったとき、「いくらで売ればいいか」は毎回悩むポイント。材料費と制作時間を入力して、目標利益率50%で逆算すれば、適正価格がすぐに分かる。

イベント出店の収支シミュレーション

マルシェやハンドメイドフェスに出店するとき、出店料・交通費を経費に含めた上で「1個いくらで何個売れば元が取れるか」を事前にシミュレーションできる。送料がかからない対面販売ならプラットフォーム手数料もゼロで計算可能。

出品プラットフォームの比較

同じ作品でも、minneとCreemaでは手数料率が違う。プラットフォームボタンを切り替えるだけで利益差が一目で分かるので、どこに出品するかの判断材料になる。

基本の使い方

材料費を入力して、経費を設定して、結果を確認する——3ステップで完結する。

Step 1: 材料費を入力する

品名・単価・使用量を入力する。材料が複数あれば「+ 材料を追加」ボタンで行を増やせる。たとえばレジン液500円を0.3個分、金具セット300円を2個使うなら、それぞれの行に入力すればOK。

Step 2: 制作時間と経費を設定する

制作にかかった時間(分)と希望時給を入力する。梱包費・送料も忘れずに。送料が購入者負担なら0円で問題ない。

Step 3: 販売価格を入力して結果を確認する

販売プラットフォームを選び、販売価格を入力すると、利益・利益率・実質時給が自動で表示される。逆算モードに切り替えれば、目標利益率から推奨販売価格を算出することもできる。

具体的な使用例——6つのケースで検証

ケース1: レジンアクセサリー(初心者向け)

入力値:

  • 材料: レジン液 500円×0.3、シリコンモールド 200円×0.1、封入パーツ 50円×3
  • 制作時間: 45分、希望時給: 1,000円
  • 梱包費: 80円、送料: 200円
  • プラットフォーム: minne、販売価格: 1,800円

計算結果:

  • 材料費合計: 320円、人件費: 750円、原価合計: 1,350円
  • 手数料(minne 10.56%): 190円
  • 利益: 260円、利益率: 14.4%、実質時給: 347円

解釈: 利益率14.4%は「低利益率」ゾーン。販売価格を2,500円に上げるか、制作時間を短縮する工夫が必要。

ケース2: 布製トートバッグ(中級者)

入力値:

  • 材料: 帆布生地 1,200円×0.5、裏地 600円×0.5、ファスナー 150円×1、糸 50円×1
  • 制作時間: 120分、希望時給: 1,200円
  • 梱包費: 150円、送料: 350円
  • プラットフォーム: Creema、販売価格: 4,500円

計算結果:

  • 材料費合計: 1,100円、人件費: 2,400円、原価合計: 4,000円
  • 手数料(Creema 11%): 495円
  • 利益: 5円、利益率: 0.1%、実質時給: 3円

解釈: ほぼ赤字。制作時間2時間に対して時給1,200円を設定すると原価が跳ね上がる。販売価格6,500円以上が目安。

ケース3: 編み物ポーチ(逆算モード)

入力値:

  • 材料: 毛糸 800円×2、ファスナー 120円×1
  • 制作時間: 180分、希望時給: 800円
  • 梱包費: 100円、送料: 250円
  • プラットフォーム: minne、目標利益率: 40%

計算結果:

  • 原価合計: 3,190円
  • 推奨販売価格: 6,460円
  • 手数料: 682円、利益: 2,588円、実質時給: 862円

解釈: 利益率40%を確保するには6,460円での販売が必要。市場価格と照らし合わせて判断する。

ケース4: ドライフラワーリース(高単価)

入力値:

  • 材料: ドライフラワー 2,000円×1、リース土台 500円×1、リボン 300円×0.5、グルーガンスティック 100円×0.5
  • 制作時間: 90分、希望時給: 1,500円
  • 梱包費: 300円、送料: 800円
  • プラットフォーム: Creema、販売価格: 8,000円

計算結果:

  • 材料費合計: 2,700円、人件費: 2,250円、原価合計: 6,050円
  • 手数料(Creema 11%): 880円
  • 利益: 1,070円、利益率: 13.4%、実質時給: 713円

解釈: 材料費が高い分、利益率が圧迫されている。花材の仕入れ先を見直すか、販売価格を9,500円以上に設定すべき。

ケース5: イベント出店(手数料なし)

入力値:

  • 材料: 各種アクセサリー平均 400円×1
  • 制作時間: 30分、希望時給: 1,000円
  • 梱包費: 30円、送料: 0円
  • プラットフォーム: なし、販売価格: 1,500円

計算結果:

  • 原価合計: 930円、手数料: 0円
  • 利益: 570円、利益率: 38.0%、実質時給: 1,140円

解釈: 手数料なし+送料なしの対面販売は利益率が大幅に改善する。イベント出店のメリットが数字で実感できる。

ケース6: メルカリ出品(既製品リメイク)

入力値:

  • 材料: 古着 300円×1、パッチワーク布 200円×3、ボタン 50円×5
  • 制作時間: 60分、希望時給: 1,000円
  • 梱包費: 100円、送料: 210円
  • プラットフォーム: メルカリ、販売価格: 3,000円

計算結果:

  • 材料費合計: 1,150円、人件費: 1,000円、原価合計: 2,460円
  • 手数料(メルカリ 10%): 300円
  • 利益: 240円、利益率: 8.0%、実質時給: 240円

解釈: メルカリでの低価格帯は利益が薄い。材料費を抑えるか、制作効率を上げる必要がある。

仕組み・アルゴリズム——計算ロジックを解剖する

プラットフォーム手数料の比較

プラットフォーム手数料率備考
minne10.56%(税込)販売価格×10.56%
Creema11%(税込)販売価格×11%
BASE6.6%(税込)スタンダードプラン
メルカリ10%販売価格×10%
なし0%直接販売・イベント等

手数料率は2024年時点の公式情報に基づく。各プラットフォームの料金改定により変動する可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認してほしい。

順方向の計算(販売価格 → 利益)

手数料 = 販売価格 × プラットフォーム手数料率
利益 = 販売価格 − 原価合計 − 手数料
利益率 = (利益 ÷ 販売価格) × 100
実質時給 = 利益 ÷ (制作時間 ÷ 60)

たとえば販売価格3,000円、原価1,500円、minne(10.56%)の場合:

  • 手数料: 3,000 × 0.1056 = 317円
  • 利益: 3,000 − 1,500 − 317 = 1,183円
  • 利益率: 1,183 ÷ 3,000 × 100 = 39.4%

逆方向の計算(目標利益率 → 販売価格)

推奨販売価格 = 原価合計 ÷ (1 − 目標利益率/100 − 手数料率)

原価1,500円、目標利益率40%、minne(10.56%)の場合:

  • 推奨販売価格 = 1,500 ÷ (1 − 0.4 − 0.1056) = 1,500 ÷ 0.4944 ≒ 3,034円

この式は「販売価格のうち原価が占める割合 = 1 − 利益率 − 手数料率」という関係から導かれる。利益率と手数料率の合計が100%以上になると計算不能になるため、その場合はエラーを表示する。

端数処理

手数料の計算結果は四捨五入(Math.round)、逆算モードの推奨価格は切り上げ(Math.ceil)で処理している。切り上げにしているのは、端数を切り捨てると実際の利益率が目標を下回るリスクがあるため。

スプレッドシートや他ツールとの違い

即時フィードバック

Googleスプレッドシートでも同じ計算はできるが、テンプレートの作成・数式のメンテナンス・手数料率の更新が必要。このツールは入力するだけで即座に結果が出る。

プラットフォーム比較がワンタップ

既存のブログ記事に埋め込まれた計算フォームは、1つのプラットフォームしか対応していないことが多い。このツールはボタンを切り替えるだけで5つのプラットフォームの利益を比較できる。

オフラインでも動作

全ての計算はブラウザ内で完結する。ネット接続が不安定なイベント会場でも使える。データがサーバーに送信されることもないので、売上情報のプライバシーも守られる。

売れる価格設定のためのTips

材料のまとめ買いと損益分岐点

材料をまとめ買いすると単価は下がるが、在庫リスクが生まれる。「この材料で何個作品を作れるか」を計算し、全部売り切れる前提でないなら少量購入の方が安全。まとめ買いの損益分岐点は「単価差 × 使い切る確率」で判断しよう。

送料込み価格のコツ

「送料別」と「送料込み」では購入者の心理的ハードルが違う。送料込みにする場合、このツールで送料を含めた原価を計算してから価格設定すると、「送料込みにしたら赤字だった」という失敗を防げる。

撮影・梱包コストも忘れずに

作品の撮影に使うペーパーボード、ライト、小物の費用も「経費」に含めるべきだ。1個あたりの按分額は小さくても、月に数十個売ると無視できない金額になる。梱包費の欄に含めて計算するのがおすすめ。

ハンドメイド作家のための原価計算Q&A

Q: 希望時給はいくらに設定するのが妥当?

目安として、副業なら800〜1,200円、専業なら1,500〜2,500円が現実的なライン。最低賃金(2024年度全国平均1,055円)を下回る設定は避けたい。ただし制作スピードが上がれば実質時給は自然と上がるので、最初は低めに設定して徐々に引き上げるのも手だ。

Q: 送料込みと送料別、どちらが有利?

利益計算上は同じだが、購入者の心理に違いがある。送料別だと「思ったより高い」と離脱されるリスクがある。一方、送料込みにすると見た目の価格が上がり、検索結果で不利になることも。このツールで両方のパターンを計算し、利益率の差を確認してから判断するのがベスト。

Q: 確定申告のとき、このツールの計算結果は使える?

このツールは価格設定のシミュレーション用であり、確定申告の根拠資料としてはそのまま使えない。ただし「どの経費をいくらで計上すべきか」の参考にはなる。正式な帳簿は会計ソフト(freee、マネーフォワードなど)で管理しよう。

Q: 計算に使われるデータはどこかに送信される?

いいえ。全ての計算はブラウザ内で完結しており、入力データがサーバーに送信されることはない。安心して売上や原価の情報を入力できる。

まとめ

ハンドメイド販売で利益を出すには、「なんとなく」の価格設定を卒業して、材料費・人件費・手数料を正確に把握することが第一歩。

このツールで原価と利益を可視化すれば、「いくらで売るべきか」「どのプラットフォームが有利か」が数字で判断できるようになる。

お金の計算が気になった人は不平等割り勘マスターも試してみて。日常のお金まわりを数字でスッキリ解決しよう。


不具合や要望があれば、X (@MahiroMemo)から気軽に教えて。

M

Mahiro

Mahiro Appの開発者。知人のハンドメイド作家が「売れてるのにお金が残らない」と嘆いていたのがきっかけで、原価計算ツールを開発した。

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