レシピ味変さん

レシピの味付けをワンタップで調整

変換モード

レシピを入力

調味料を減塩・ダイエット向けに自動変換

「レシピ通りに作ったら味が濃すぎた」「ダイエット中だから油を減らしたいけど、どのくらい減らせばいい?」——こういう場面、あるよね。

レシピ味変さんは、レシピの調味料だけを自動で変換するツール。手順や食材の分量はそのまま、味付けの部分だけを安全に調整できる。減塩したい人、甘さ控えめにしたい人、ダイエット中の人、逆にガッツリ味にしたい人、それぞれに合ったモードを選ぶだけで、調味料の分量をml単位で正確に変換してくれる。

なぜレシピ味変さんを作ったのか

開発のきっかけ

健康診断で「塩分控えめに」と言われたのがきっかけ。レシピサイトのお気に入りレシピを減塩バージョンに変えたかったけど、「醤油を減らすと味が薄くなる」「みりんも塩分を含んでるから一律に減らせない」みたいな問題にぶつかった。

既存の「レシピ変換ツール」を探してみたけど、見つかるのは「分量を2人前から4人前に変換する」タイプばかり。味のバランスを保ちつつ特定の成分(塩分、糖分、油分)だけを調整するツールは見つからなかった。

自分で電卓を叩いて計算してみたこともあったけど、醤油は塩味だけじゃなく甘味も含んでいるから単純な掛け算では済まない。結局「なんとなく減らす」になって、料理がイマイチになることが何度もあった。

こだわった設計判断

  • 「壊さない」が最優先: レシピの手順行や食材行は絶対に変更しない。変換対象は調味料の数値だけ。判定に迷う行は安全側に倒して「手順行」として扱う
  • 複合カテゴリ方式: 醤油は「塩味80%+甘味20%」のように複数の味カテゴリの重みを持つ。これにより、モードごとに醤油の増減率が微妙に変わり、味のバランスが崩れにくい
  • カテゴリ別の丸めルール: 酸味は少量の違いで味が大きく変わるから丸め禁止。甘味は少量なら細かいステップ、多量なら粗いステップ。実用性を重視した設計

こんなレシピに対応

健康診断後の減塩生活

「塩分控えめに」と言われたけど、具体的にどう減らすかわからないとき。マイルド減塩モードで塩分20%カット。お気に入りレシピの味を大きく変えずに、塩分だけ減らせる。

ダイエット中のカロリーカット

油と砂糖を一括でカットしたいとき。ダイエットモードなら塩分10%減・糖分30%減・油分40%減の総合カット。個別に計算する手間がゼロ。

子どもの味付け調整

大人用レシピを子ども向けにアレンジしたいとき。甘さ控えめモードで砂糖・みりんを30%カットしつつ、酢を10%増やして味のバランスを補える。

パンチのある味にしたい

レシピ通りだと味が薄いと感じるとき。ガッツリ味モードで塩分20%増・甘味10%増・油分30%増。コクとパンチのある仕上がりになる。

基本の使い方

モードを選んでレシピを貼り付けるだけ。たった3ステップで完了する。

Step 1: モードを選ぶ

4つの変換モードから目的に合ったものを選ぶ。

  • マイルド減塩 — 塩分を20%カット。醤油や味噌の量が自動で減る
  • 甘さ控えめ — 砂糖・みりんを30%カット。酢を10%増やして味のバランスを補う
  • ダイエット — 塩分10%減、糖分30%減、油分40%減の総合カット
  • ガッツリ味 — 塩分20%増、甘味10%増、油分30%増でパンチのある味に

Step 2: レシピを貼り付ける

テキストエリアにレシピの材料と手順をそのまま貼り付ける。レシピサイトからコピペしてもOK。「サンプルを入れる」ボタンで動作を試すこともできる。

Step 3: 変換結果を確認

調味料の行がハイライト表示され、変換後のml数値と増減率(%)が表示される。「変換後」と「元レシピ」をトグルで切り替えながら比較できる。変換サマリーで塩分・糖分・酸味・油分の全体的な増減もひと目で確認できる。

具体的な使用例(検証データ)

ケース1: 肉じゃがを減塩モードで

定番の和食レシピを減塩バージョンに変換。

入力値:

  • 醤油 大さじ3(= 45ml)
  • 砂糖 大さじ2(= 30ml)
  • みりん 大さじ2(= 30ml)
  • モード: マイルド減塩

計算結果:

  • 醤油: 45ml → 約37.8ml(塩味部分が0.8倍、甘味部分はそのまま → 全体0.84倍)
  • 砂糖: 30ml → 30ml(甘味は変更なし)
  • みりん: 30ml → 30ml(甘味主体のためそのまま)

解釈: 醤油は「塩味80%+甘味20%」の複合調味料。減塩モードでは塩味部分だけが0.8倍になるから、全体としては約16%減。砂糖やみりんは甘味主体なので変更なし。塩味だけが的確に減り、甘味のバランスは崩れない。

ケース2: パスタソースをダイエットモードで

油分の多いレシピをヘルシーに。

入力値:

  • オリーブオイル 大さじ2(= 30ml)
  • 塩 小さじ1(= 約5ml)
  • 砂糖 小さじ1(= 5ml)
  • モード: ダイエット

計算結果:

  • オリーブオイル: 30ml → 18ml(油分40%カット)
  • 塩: 5ml → 4.5ml(塩分10%カット)
  • 砂糖: 5ml → 3.4ml(糖分30%カット)

解釈: 油分が大幅に減るのがポイント。油はカロリー密度が高い(9kcal/g)ので、40%カットするとカロリーへのインパクトが大きい。塩・砂糖は控えめなカット率で、味の変化を最小限に抑えている。

ケース3: サラダドレッシングをガッツリ味に

薄味のドレッシングにパンチを加える。

入力値:

  • 酢 大さじ2(= 30ml)
  • 醤油 大さじ1(= 15ml)
  • ごま油 小さじ2(= 10ml)
  • モード: ガッツリ味

計算結果:

  • 酢: 30ml → 27ml(酸味10%カット)
  • 醤油: 15ml → 約18.2ml(塩味20%増+甘味10%増の複合計算)
  • ごま油: 10ml → 13ml(油分30%増)

解釈: 酸味を少し抑えて旨味と油のコクを増やすことで、パンチのあるドレッシングに仕上がる。酢が強すぎると味が尖るので抑えるのがガッツリ味モードの特徴。

ケース4: 甘さ控えめの煮物

子ども向けに砂糖を減らす。

入力値:

  • 醤油 大さじ2(= 30ml)
  • 砂糖 大さじ3(= 45ml)
  • みりん 大さじ2(= 30ml)
  • 酢 小さじ1(= 5ml)
  • モード: 甘さ控えめ

計算結果:

  • 醤油: 30ml → 28.8ml(甘味部分のみ0.7倍 → 全体0.96倍)
  • 砂糖: 45ml → 31.5ml(糖分30%カット)
  • みりん: 30ml → 21ml(甘味主体で0.7倍)
  • 酢: 5ml → 5.5ml(酸味10%増で味のバランス補正)

解釈: 砂糖とみりんが大幅に減り、酢が少し増えて味のバランスを補う。醤油は甘味成分が少ないのでほぼ変わらない。甘すぎない、すっきりした煮物に仕上がる。

仕組み・アルゴリズム

行の分類ロジック

レシピテキストを1行ずつ解析し、「調味料行」「食材行」「手順行」の3種類に分類する。

  • 手順行の判定: 「切る」「炒める」「煮る」などの動詞、または「3分」「180度」などの時間・温度表現を含む行。一切変換しない
  • 調味料行の判定: 調味料名+数値+単位(大さじ、小さじ、g、ml等)のパターンを正規表現で検出。ただし同じ行に動詞が含まれる場合は手順として扱い、誤変換を防ぐ
  • 食材行の判定: 食材名+数値+単位のパターン。調味料ではない食材(鶏肉、にんじん等)はそのまま表示
  • 判定不能な行: 安全側に倒して手順行として扱う。これが「壊さない」設計思想の核心部分

単位変換

すべてのml系単位をml値に変換してから計算する。

| 単位 | ml換算 | |------|--------| | 大さじ1 | 15ml | | 小さじ1 | 5ml | | カップ1 | 200ml |

g単位の調味料は密度を使って換算する(塩: 1.2g/ml、砂糖: 0.6g/ml、バター: 0.91g/ml)。参考: 計量法 — e-Gov法令検索

複合カテゴリ(醤油の例)

醤油は「塩味80%+甘味20%」の複合調味料として扱う。例えば「甘さ控えめ」モード(塩味×1.0、甘味×0.7)を適用すると:

塩味部分: 元の量 × 0.8(重み)× 1.0(倍率)= 0.80
甘味部分: 元の量 × 0.2(重み)× 0.7(倍率)= 0.14
合計 = 0.80 + 0.14 = 0.94倍

この方式により、モードごとに醤油の増減率が微妙に変わる。単純に「醤油=塩」と分類するよりも精度の高い変換が可能。

丸めルール

計算結果をそのまま表示すると小数が並んで使いにくい。カテゴリごとに丸めルールを設定している:

  • 塩味・油分: 0.5mlステップで丸め(例: 7.3ml → 7.5ml)
  • 甘味: 5ml未満は0.2mlステップ、5ml以上は0.5mlステップ
  • 酸味: 丸め禁止。酢やレモン汁は少量の違いで味が大きく変わるため、小数第1位まで正確に表示
  • 極少量: 0.3ml未満の場合は「極少量(約0.2ml)」と表示

単純な倍率計算との違い

レシピの手順を壊さない

多くのレシピ変換ツールは「全体を○倍」にする仕組み。このツールは調味料行だけを検出して変換するから、手順(「3分煮る」「180度で焼く」)が変わることはない。

複合調味料に対応

醤油・味噌・ウスターソースなど、1つの調味料が複数の味カテゴリを持つケースに対応。単純な「塩味 → 減らす」ではなく、カテゴリの重みに基づいた精密な計算を行う。

スマホでキッチンから使える

レスポンシブ対応で、料理中にスマホからサッとレシピを変換できる。レシピサイトからコピペ → モード選択 → 結果確認、の流れがスムーズ。

知っておくと便利な調味料の豆知識

日本人の平均塩分摂取量

厚生労働省の調査によると、日本人の1日あたりの平均塩分摂取量は男性10.9g・女性9.3g。WHOの推奨値は5g未満。つまり、日本人の平均は推奨値の約2倍。減塩は多くの人にとって実際に必要な対策。

醤油の塩分含有量

醤油大さじ1(15ml)に含まれる塩分は約2.6g。これだけで1日の推奨塩分摂取量(5g未満)の半分以上。和食で醤油を多用する場合、減塩醤油への切り替えか、使用量の削減が効果的。

油のカロリー密度

油は1gあたり9kcal。タンパク質や炭水化物(4kcal/g)の2倍以上。大さじ1のオリーブオイル(約12g)で約108kcal。ダイエットで油を40%カットすると、1回の料理で約43kcal減らせる計算になる。

使い方のコツ・Tips

レシピサイトからのコピペのコツ

レシピサイトによっては「材料」と「手順」が別々のセクションになっている場合がある。両方を含めてコピペしてOK。手順行は自動で検出されて変換対象から除外される。

「少々」は具体的な数値に書き換える

「塩 少々」のような曖昧な分量は数値に変換できないため、そのまま表示される。「塩 小さじ1/4」のように具体的な数値に書き換えてから使うと、正確に変換できる。

変換サマリーで全体像を把握

個々の調味料の変換値だけでなく、「変換サマリー」でレシピ全体の塩分・糖分・油分の増減率を確認できる。「塩分は20%減ったけど、甘味はほぼ変わっていない」のように俯瞰できる。

疑問点まとめ

Q: データはどこに保存される?

すべてブラウザ内で処理される。サーバーにレシピデータは送信されない。ブラウザを閉じれば入力内容は消える。お気に入りレシピが外部に漏れる心配はない。

Q: 手順の「醤油を大さじ1加えて炒める」は変換される?

変換されない。「炒める」「煮る」などの動詞を含む行は手順行として判定され、一切変換しない。調味料の分量は材料リストに書かれているのが通常のレシピの書き方だから、材料行だけを変換する設計。

Q: カスタムモード(自分で倍率を設定)はある?

現在はプリセットの4モードのみ。今後のアップデートで検討中。現時点では、近いモードを使って結果を微調整するのがおすすめ。

Q: 海外のレシピ(cup、teaspoon等)には対応している?

現在は日本の計量単位(大さじ、小さじ、カップ、g、ml)に対応。英語圏の単位(cup = 約240ml、teaspoon = 約5ml)への対応は今後のアップデートで検討中。

まとめ

レシピ味変さんは「壊さない」を最優先にした調味料変換ツール。手順や食材を一切変更せず、調味料の分量だけを安全に変換する。4つのプリセットモードから選ぶだけで、レシピの味付けを目的に合わせて調整できる。複合カテゴリ方式により、醤油のように複数の味を持つ調味料も精密に処理する。

このツールの開発秘話や4次元モデルの設計判断については、醤油0.8倍の罠と、味を壊さない4次元変換エンジン誕生の裏側で詳しく書いている。複合カテゴリ方式の計算式と端数処理ルールは技術深掘り記事にまとめた。

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Mahiro

Mahiro Appの開発者。健康診断をきっかけに減塩レシピを研究し、塩味・甘味・酸味・脂質の4次元味覚モデルを設計した。

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