オモリ・シンカー号数換算ツール

オモリ・ガン玉・割りビシ・ジグヘッド・オンスを一括換算。対象魚種別の推奨重さも提案

オモリの号数・グラム・オンスを一括換算。ガン玉・割りビシ・ジグヘッドの重さ一覧と最寄りサイズ検索、対象魚種別の推奨オモリ重さ提案まで。

重さ入力

同じ6Bでも第一精工は1.90g、YO-ZURIは2.70g。手持ちの袋の表記に合わせる(ガン玉の重さと最寄りガン玉に反映)

換算結果

グラム

11.25 g

オンス

0.397 oz

オモリ号数

3.0 号

最寄りガン玉

6B

第一精工 1.90g

最寄り割りビシ

大

1.50g

魚種別おすすめ重さ

オモリ号数早見表

号数goz
1号3.750.132
2号7.500.265
3号11.250.397
4号15.000.529
5号18.750.661
6号22.500.794
8号30.001.058
10号37.501.323
12号45.001.587
15号56.251.984
20号75.002.646
25号93.753.307
30号112.503.968

ガン玉・割りビシ早見表

サイズ第一精工(g) ◀YO-ZURI(g)
G80.060.06
G70.090.10
G60.120.12
G50.170.15
G40.200.20
G30.250.24
G20.350.30
G10.450.40
B0.550.48
2B0.850.66
3B1.000.94
4B1.301.25
5B1.651.80
6B1.902.70

割りビシ

極小

0.3g

小小

0.5g

小

0.8g

中

1.0g

大

1.5g

ガン玉の重さは第一精工・YO-ZURI(デュエル)の公表値(1個の平均)で、1個ずつにも誤差があります。割りビシはメーカー慣例値で、製品ごとに±10%程度の差があります。実釣時は現物を確認してください。

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「オモリ3号って何グラムだっけ?」を終わらせる

堤防でサビキ仕掛けをセットしようとして、パッケージに「3号」と書かれたオモリを手に取る。隣の釣り人は「B」と書かれたガン玉をハリスに噛ませている。スマホで「オモリ 号数 グラム」と検索すると、出てくるのは静的な早見表ばかり。号からグラムはわかっても、それがガン玉だと何番に相当するのか、オンス表記のジグヘッドだとどれくらいなのか、一発で横断的に把握できるページがなかなか見つからない。

このツールは、オモリ(号)・ガン玉(B/G系)・割りビシ・ジグヘッド(g/oz)という釣りの4大重量体系を、ひとつの入力から一括換算する。対象魚種を選べば推奨重さとの適合判定もできるので、釣具店での「どれ買えばいいんだっけ」が一瞬で解決する。

号・B・oz・g ― 4つの体系が混在する世界への不満

釣りを始めたばかりの頃、筆者はオモリの「号」とガン玉の「B」がまったく別の重量体系だと知らなかった。サビキ用に買った8号オモリ(30g)と、フカセ用に渡されたガン玉B(0.55g)。数字だけ見ると8号のほうが「大きい番号」だからガン玉Bより少し重い程度だろう、と思い込んでいた。実際には約55倍の差がある。

さらに厄介なのがオンス表記だ。バス釣りのジグヘッドやシンカーはアメリカ由来の規格で、パッケージには「3/8oz」「1/4oz」と書いてある。これをグラムに直すだけでも暗算では厳しい。28.3495を掛ける? 現場でそんな計算はやっていられない。

既存の換算ツールを探しても、「号→グラム」だけ、「オンス→グラム」だけと単機能のものばかり。号からガン玉、オンスから割りビシといった体系横断の換算に対応したものが見当たらなかった。魚種別の推奨重さまで一画面で見られるツールとなると皆無。

だから作った。号・B・G・oz・gの5つの表記を共通軸(グラム)で結び、ワンタップで全体系に展開する換算ツール。釣具店のレジ前でも、堤防の上でも、3秒で答えが出る。

オモリの号数・ガン玉・割りビシ・オンス ― 重さの体系を基礎から理解する

オモリ号数 グラム 換算の基本

オモリの「号」は、日本古来の重さの単位「匁(もんめ)」に由来する。1匁 = 3.75グラム。つまりオモリ1号 = 3.75gだ。3号なら3.75 × 3 = 11.25g、10号なら37.5gになる。この換算は完全な線形関係なので覚えやすい。

オモリの重さ(g) = 号数 × 3.75

匁は明治時代の度量衡法で公式に定められた単位で、真珠の国際取引でも「momme」として現在も使われている。日本の釣りオモリがこの体系を継承しているのは、漁業の歴史と密接に結びついているからだ。

参考: 匁 - Wikipedia

ガン玉 重さ 一覧とB/G体系の仕組み

ガン玉は、もともと散弾銃の弾(散弾=ショット)を釣りのオモリに転用したもの。名前の「ガン(丸)玉」はそのまま「丸い弾」を意味する。

重量体系は2系統ある:

  • G系(ジー系): G8(0.06g)〜G1(0.40〜0.45g)の8段階。数字が小さいほど重い
  • B系(ビー系): B(0.48〜0.55g)〜6B(1.90〜2.70g)の6段階。数字が大きいほど重い

ここが初心者を混乱させるポイント。G系は「数字が減ると重くなる」のに、B系は「数字が増えると重くなる」。たとえるなら、G系はゴルフのハンディキャップ(小さいほど上級)、B系は学校の成績(大きいほど上位)のような感覚だ。

サイズ第一精工(g)YO-ZURI(g)
G80.060.06
G70.090.10
G60.120.12
G50.170.15
G40.200.20
G30.250.24
G20.350.30
G10.450.40
B0.550.48
2B0.850.66
3B1.000.94
4B1.301.25
5B1.651.80
6B1.902.70

値は各メーカーが公表している1個あたりの平均重量(YO-ZURI はデュエルの製品ページで、G1〜G8 を「1号〜8号」と表記している)。ガン玉の重さはJIS規格で決まっておらず、メーカーごとに別の表を持っている。表を並べると、G4〜G8 の軽い側はほぼ揃っているのに、重い側ほど開いていく。6Bは第一精工1.90g・YO-ZURI 2.70gで4割違い、2Bは逆に第一精工のほうが0.19g重い。「6Bは何g」と聞かれたら、答えは袋に書かれたメーカー名しだいということだ。本ツールはこの2社の表を切り替えて使える。

参考: デュエル(YO-ZURI)ガン玉 製品ページ / 第一精工 ガン玉 製品ページ

割りビシ 号数 重さの体系

割りビシ(割りビシオモリ)はガン玉と似ているが、形状が異なる。ガン玉が球形なのに対し、割りビシは楕円形で、ハリスへの装着がしやすい。

サイズ重さ(g)
極小0.3
小小0.5
小0.8
中1.0
大1.5

ガン玉のG3(0.25g)〜5B(1.65〜1.80g)あたりと重量帯が重なるため、状況に応じて使い分けることが多い。

シンカー オンス グラム 換算

バスフィッシングやソルトルアーの世界では、アメリカ発祥のオンス(oz)表記が主流だ。

1オンス = 28.3495グラム

実際の製品は分数表記が多い:

表記グラム換算
1/16oz1.77g
1/8oz3.54g
1/4oz7.09g
3/8oz10.63g
1/2oz14.17g
3/4oz21.26g
1oz28.35g

号数体系に慣れた海釣りアングラーがバス釣りを始めると、このオンス表記で確実に戸惑う。逆もまた然り。だからこそ体系横断の換算ツールが必要になる。

オモリの重さを間違えると釣りが成立しない

オモリやシンカーの重さ選びは「だいたいで良い」と思われがちだが、実際にはかなりシビアだ。重さのミスマッチは釣果に直結する。

軽すぎると仕掛けが沈まない

潮流のある海でサビキ釣りをする場合、オモリが軽すぎると仕掛けが流されてしまい、狙った棚(水深)に到達しない。たとえば潮が速い堤防で6号(22.5g)のオモリを使うべきところに3号(11.25g)を付けると、仕掛けは斜めに流れて隣の釣り人とオマツリ(絡まり)を起こす。周囲に迷惑をかけるだけでなく、魚のいる層にエサが届かないので釣果ゼロという最悪の結果になる。

重すぎると根掛かり・アタリが消える

逆に重すぎるオモリは根掛かり(海底の岩や障害物に引っかかること)の原因になる。メバルのライトゲームで1.0gのジグヘッドで十分なのに3.0gを使えば、着底が速すぎて根掛かりが頻発する。仕掛けのロスはコストに直結し、1回の釣行で数百円〜数千円の余計な出費になることも珍しくない。

さらに、フカセ釣りでは繊細なアタリ(魚がエサを咥えた感触)を取るためにガン玉の重さを0.1g単位で調整する。G3(0.25g)とG1(第一精工0.45g)のわずか0.2gの差が、ウキの沈み方を変え、アタリの出方を左右する。

体系間の誤認による買い間違い

「ガン玉の3B」と「オモリの3号」を混同して購入するケースは初心者に多い。3B = 1.00g(第一精工)に対して3号 = 11.25g。約11倍の差だ。釣具店で間違えて買い、現場で気づいたときの絶望感は相当なもの。特にオンラインショップでは実物を手に取れないため、数字だけで判断して誤発注するリスクが高い。

重さの換算を正確に把握しておくことは、釣果を上げるためだけでなく、無駄な出費と現場でのトラブルを防ぐための基本スキルだ。

現場・店頭・画面の前で役立つ3つのシーン

釣具店のレジ前で迷ったとき

「フカセ用にガン玉G2を買おうとしたけど、売り切れ。代わりに割りビシで同じ重さのものはどれ?」こんな場面でこのツールが活躍する。第一精工のG2 = 0.35g → 最寄りの割りビシは「極小」(0.3g)。差は0.05gで、ほぼ同じ重さだとすぐにわかる。

堤防や船の上で仕掛けを変更するとき

潮流が変わってオモリを重くしたい。今使っているガン玉Bの上のサイズは2B(第一精工で0.85g)だが、もう少し重くしたい。手持ちの割りビシ「中」は1.0g。こうした現場での即座の判断に、スマホでサッと換算できると手返しが良くなる。

オンラインショップで海外製シンカーを購入するとき

海外メーカーのジグヘッドは「1/4oz」「3/8oz」表記。これが何グラムで、日本のオモリだと何号相当なのか。購入前にツールで確認しておけば、届いてから「思ったより重い(軽い)」という失敗がなくなる。

オモリ・シンカー換算ツールの使い方 3ステップ

ステップ1: シンカー種別を選ぶ

画面上部のセグメントボタンから「オモリ」「ガン玉」「割りビシ」「ジグヘッド」のいずれかを選択する。選んだ種別に応じて入力欄が切り替わる。

ステップ2: 重さを入力する

オモリ・ジグヘッドの場合は「号」「g」「oz」から単位を選んで数値を入力する。ガン玉・割りビシの場合はプルダウンからサイズを選ぶだけ。ガン玉のメーカー(第一精工/YO-ZURI)は手持ちの袋の表記に合わせて切り替える。ガン玉の重さと「最寄りガン玉」の答えがそのメーカーの表で出る。入力した瞬間にリアルタイムで換算結果が表示される。

ステップ3: 換算結果と魚種適合を確認する

グラム・オンス・オモリ号数・最寄りガン玉・最寄り割りビシの5つの換算結果が一覧で表示される。対象魚種を選べば、その重さが推奨範囲内かどうかも判定してくれる。結果はコピーボタンでクリップボードに保存できる。

オモリ・シンカー換算の具体例 6ケース

実際にツールを使った換算結果を6つのケースで紹介する。各ケースは「入力値 → 換算結果 → 実釣での解釈」の3点セットで構成している。

ケース1: サビキ釣りのオモリ3号

入力: シンカー種別「オモリ」、単位「号」、値「3」

結果: 11.25g / 0.397oz / オモリ3.0号 / 最寄りガン玉: 6B / 最寄り割りビシ: 大

解釈: サビキ釣りの軽めの仕掛けに使う重さ。堤防からのちょい投げにも使える。11.25gはガン玉6B(第一精工1.90g)の約6倍あり、フカセ用のガン玉とはまったく別の重量帯にあることがわかる。

ケース2: バス釣り用ジグヘッド1oz

入力: シンカー種別「ジグヘッド」、単位「oz」、値「1」

結果: 28.35g / 1.000oz / オモリ7.56号 / 最寄りガン玉: 6B / 最寄り割りビシ: 大

解釈: 1ozのジグヘッドはオモリ換算で約7.5号。バイブレーションルアーやヘビーテキサスリグに使う重さだ。シーバス狙いのルアー(7〜28g)の上限付近でもある。

ケース3: フカセ釣りのガン玉B

入力: シンカー種別「ガン玉」、サイズ「B」、メーカー「第一精工」

結果: 0.55g / 0.019oz / 最寄りガン玉: B / 最寄り割りビシ: 小小

解釈: クロダイのウキフカセで最も使用頻度が高いサイズのひとつ。オンスに換算するとわずか0.019ozで、バス釣りの世界では存在しないほど軽い。同等の割りビシは「小小」(0.5g)。手持ちにガン玉Bがなければ割りビシ小小で代用できる。メーカーをYO-ZURIに切り替えるとBは0.48gになり、同じ「B」でも0.07g軽い。

ケース4: 投げ釣り用オモリ8号

入力: シンカー種別「オモリ」、単位「号」、値「8」

結果: 30.00g / 1.058oz / オモリ8.0号 / 最寄りガン玉: 6B / 最寄り割りビシ: 大

解釈: キスのちょい投げ〜中距離投げ釣りの標準的な重さ。オンスに直すと約1oz。ガン玉や割りビシの最大サイズ(6B = 1.90〜2.70g, 大 = 1.5g)をはるかに超えているため、これらの体系では表現できない重量帯だ。投げ釣りにはオモリ号数体系一択。

ケース5: メバリング用ジグヘッド1.5g

入力: シンカー種別「ジグヘッド」、単位「g」、値「1.5」、メーカー「第一精工」

結果: 1.50g / 0.053oz / オモリ0.4号 / 最寄りガン玉: 5B(1.65g) / 最寄り割りビシ: 大

解釈: メバルのライトゲームで中間的な重さ。風が穏やかな日の標準チョイス。最寄りガン玉は第一精工の5B(1.65g)で、差は0.15g。ところがメーカーをYO-ZURIに切り替えると、最寄りは4B(1.25g)に変わる。YO-ZURIの5Bは1.80gと重く、1.5gからの差は4Bの0.25gより大きいからだ。同じ1.5gでも、手持ちのガン玉のメーカーで「何Bを打つか」の答えが1段ずれる。重さそのものを合わせたいなら割りビシ「大」(1.5g)がほぼ同重量で使える。

ケース6: バス釣りテキサスリグ 3/8oz

入力: シンカー種別「ジグヘッド」、単位「oz」、値「0.375」

結果: 10.63g / 0.375oz / オモリ2.8号 / 最寄りガン玉: 6B / 最寄り割りビシ: 大

解釈: テキサスリグやフリーリグの定番ウェイト。オモリ換算で約3号弱だから、サビキ用の小型オモリとほぼ同じ重量帯。シーバスのジグヘッド(7〜28g)の下限付近であり、10g前後のルアーを多用する釣りに適している。

換算アルゴリズム ― 匁・ショット・オンスをグラムで結ぶ

候補手法: テーブル引きと数式変換の比較

オモリの重さ換算には大きく2つのアプローチがある。

  1. 全数テーブル方式: すべての号数・サイズの組み合わせを事前にテーブル化しておき、入力に対して直接値を引く
  2. 数式変換 + 最近値マッチング方式: 線形変換可能なもの(号⇔グラム⇔オンス)は数式で計算し、非線形体系(ガン玉・割りビシ)はテーブルから最近値を検索する

全数テーブル方式は実装がシンプルだが、任意の小数号数(2.5号など)や任意のグラム値からの逆算に対応できない。本ツールでは数式変換 + 最近値マッチング方式を採用した。グラムを共通軸として、すべての体系を相互に橋渡しする構造だ。

実装フロー

計算は3段階で進む。

第1段階: 入力値をグラムに正規化する

sinkerType が omori/jighead の場合:
  inputUnit = "gou"  → gram = value × 3.75
  inputUnit = "gram" → gram = value
  inputUnit = "oz"   → gram = value × 28.3495

sinkerType が gundama の場合:
  gram = shotTable[選択メーカー][選択サイズ]

sinkerType が waribishi の場合:
  gram = waribishiList[選択サイズ].gram

第2段階: グラムから全体系へ逆算する

oz       = gram / 28.3495
omoriGou = gram / 3.75

第3段階: 最近値マッチング

ガン玉と割りビシは離散的なサイズしか存在しないため、算出されたグラム値に最も近いサイズを検索する。アルゴリズムは単純な線形探索で、各テーブルの全要素との絶対差を比較し、最小のものを返す。ガン玉のテーブルはメーカー別に2本(第一精工・YO-ZURI)持ち、選んだメーカーの側だけを探す。2社の値を平均した「標準表」を1本作る方法もあるが、平均値はどちらの袋の中身とも一致せず、現物と食い違う数字を出すことになるので採らなかった。

nearestGundama = 選択メーカーの shotTable 中で |gram - item.gram| が最小の要素
nearestWaribishi = waribishiList中で |gram - item.gram| が最小の要素

計算例: オモリ3号の換算ステップ

入力: sinkerType=omori, inputUnit=gou, value=3, メーカー=第一精工

Step 1: gram = 3 × 3.75 = 11.25g
Step 2: oz = 11.25 / 28.3495 = 0.397oz
         omoriGou = 11.25 / 3.75 = 3.0号
Step 3: gundamaListの各要素との差:
         G8(0.06): 11.19, G7(0.09): 11.16, ... 6B(1.90): 9.35
         → 最小差は 6B(差: 9.35g)
         waribishiListの各要素との差:
         極小(0.3): 10.95, 小小(0.5): 10.75, ... 大(1.5): 9.75
         → 最小差は 大(差: 9.75g)

ガン玉・割りビシの最大サイズ(6B = 1.90〜2.70g, 大 = 1.5g)を大幅に超える入力値の場合、最近値は常にテーブルの最大要素になる。これは仕様どおりの動作で、「オモリ号数体系の重さはガン玉・割りビシでは表現できない」ということを逆説的に示している。

参考: オンス - Wikipedia / 匁 - Wikipedia

静的早見表では足りない理由 ― オモリ換算ツールの独自性

ネットで「オモリ 号数 グラム」と検索すると、PDFやブログに貼られた早見表がいくつも見つかる。だが、あの手の表には共通した弱点がある。

  • 一方向しか引けない: 号→グラムの表はあっても、「14gは何号?」の逆引きに対応していない。ガン玉やオンスへの横断換算はなおさら無理
  • ガン玉・割りビシが載っていない: オモリ号数の表にガン玉B系列やG系列まで併記しているサイトはごく少数。割りビシに至ってはほぼ見かけない
  • 最寄りサイズの提案がない: 「11.25gに一番近いガン玉は?」という実釣で頻出する疑問に、静的な表は答えてくれない
  • ガン玉の重さが1通りしか載っていない: 早見表のガン玉の値はメーカー名が書かれていないことが多く、表ごとに数字が少しずつ違う。どの袋の中身に当てはまるのか読み手には分からない

このツールは号・グラム・オンスの3単位を双方向に換算するだけでなく、入力した重さに最も近いガン玉・割りビシのサイズを自動で提案する。ガン玉はメーカー(第一精工/YO-ZURI)の公表値を切り替えて引ける。さらに、対象魚種を選べば推奨重量レンジとの適合判定まで一画面で完結する。

スマホの電卓で「3.75 × 5」を叩く時代は終わりにしよう。4つの重量体系をグラムという共通軸でつなぐ——それがこのツールの核心だ。

匁とガン玉の意外な歴史 ― オモリにまつわる豆知識

匁(もんめ)は真珠の国際単位

オモリ1号 = 1匁 = 3.75g。この「匁」、実は国際的に通用する単位だ。真珠の取引では今でも momme(モンメ) が公式に使われている。日本の養殖真珠が世界市場を席巻した歴史から、計量単位までもが国際標準になった珍しい例だ。1匁は明治の度量衡法で「3.75グラム」と定義されたが、もともとは一文銭の重さに由来する。釣り具屋でオモリを買うたびに、江戸時代の貨幣経済とつながっているわけだ。

参考: 匁 - Wikipedia

ガン玉の語源は「散弾銃の弾」

ガン玉の「ガン」は英語の gun(銃)。もともと散弾銃の弾(ショット)に割れ目を入れて釣り糸に噛ませたのが起源だ。だから海外では今でも "split shot" と呼ぶ。B(Buck shot = 鹿撃ち用大粒弾)が基準で、それより小さいものをG1〜G8と番号で呼んだ。散弾の粒径規格がそのまま釣りのオモリ規格になった——考えてみれば大胆な転用だ。

参考: Split shot (fishing) - Wikipedia

割りビシは日本独自の規格

割りビシ(割ビシ)は板状の鉛に溝を入れた和製オモリ。ガン玉が球形なのに対し、割りビシは平たいため水流抵抗が少なく、ウキ釣りの繊細な仕掛けで重宝される。「極小・小小・小・中・大」というサイズ表記は、JIS規格ではなく釣具メーカーの慣例。メーカーによって同じ「中」でも0.9g〜1.1g程度の幅がある点には注意が必要だ。

実釣で差がつくオモリ選びのTips

1. 迷ったら「やや重め」を選ぶ 軽すぎるオモリは仕掛けが潮に流されてタナ(狙いの水深)をキープできない。一方、重すぎてもアタリが鈍くなるだけで致命的ではない。初心者は推奨レンジの上限寄りを選んでおくと、底取り(底に着いた感触を得ること)がしやすく、根掛かりのリスクも判断しやすくなる。

2. ガン玉は「段打ち」で微調整 1つの大きなガン玉をつけるより、小さなガン玉を2〜3個に分けて打つ(段打ち)ほうが仕掛けの沈み方が自然になる。例えば第一精工のB(0.55g)1個の代わりに、G2(0.35g)+ G4(0.20g)= 0.55gでちょうど置き換えられる。ウキフカセでクロダイを狙うなら、この段打ちテクニックが釣果を左右する。

3. オンス表記は「分数」で覚える バス釣りのシンカーは 1/16oz、1/8oz、3/16oz……と分数表記が基本。覚えるべきは「1/8oz ≒ 3.5g」「1/4oz ≒ 7g」「3/8oz ≒ 10.6g」「1/2oz ≒ 14.2g」の4つだけ。あとはこの倍数・半数で暗算できる。

4. 風速と潮流で号数を上げる目安 風速5m/s以上、または潮流が速い(1ノット以上)場合は、通常の推奨号数から1〜2号上げるのがセオリー。投げ釣りなら風速1m/sにつき+1号が経験則的な目安になる。このツールで基準の号数を出したら、当日の風と潮を見て微調整してみて。

よくある質問

オモリの号数とガン玉のB/G番号はどう対応する?

体系がまったく異なるため、直接の対応関係はない。オモリ1号 = 3.75gに対し、ガン玉最大の6Bでも1.90g(第一精工)〜2.70g(YO-ZURI)。つまりガン玉の最大サイズでもオモリ1号に満たない。ガン玉はウキ釣りの微調整用、オモリは投げ釣りや船釣りの基本錘——用途と重量レンジが根本的に異なる。このツールでグラムを共通軸にして比較すれば、両者の守備範囲がひと目でわかる。

メーカーによってガン玉の重さが違うのはなぜ?

ガン玉の重量はJIS等の公的規格で定められておらず、各メーカーが自社の号数別重量を決めている。そのため同じ6Bでも第一精工は1.90g、YO-ZURIは2.70gと4割違う。このツールではこの2社の公表値を切り替えて使えるので、手持ちの袋に書かれたメーカーを選んでほしい。公表値は1個あたりの平均で、1粒ずつにも誤差がある。ほかのメーカーの製品や、シビアなウキバランスを追求する場合はデジタルスケールで現物を計量するのが確実だ。

ジグヘッドのオンス表記とグラム表記、どちらを基準にすべき?

日本のメーカーはグラム表記が主流(0.5g、1.0g、1.5g……)、海外メーカーやバス釣り用品はオンス表記(1/32oz、1/16oz、1/8oz……)が一般的。どちらを基準にしてもいいが、手持ちのジグヘッドケースに両方の表記が混在しているなら、このツールでグラムに統一して整理しておくと現場で迷わない。1/16oz = 約1.77gと覚えておけば、あとは倍数で暗算できる。

入力した重さのデータはサーバーに送信される?

一切送信されない。すべての計算はブラウザ内で完結しており、サーバー通信は行っていない。入力値はページを閉じた時点で消える。釣行データを残したい場合は、結果コピー機能でメモ帳などに貼り付けておくといい。

500gを超えるオモリも換算できる?

換算自体は可能だが、500gを超えると画面上に注意メッセージが表示される。一般的な釣りで500g超のオモリを使うことはまずないため、入力ミスの可能性が高いと判断している。深海釣り(水深200m以上)で使う鉄筋オモリなど特殊な用途であれば、警告を無視してそのまま結果を参照して問題ない。

まとめ

オモリ・ガン玉・割りビシ・ジグヘッド——釣りの重量体系は4系統が入り乱れていて、慣れた釣り人でも換算に手間取る場面がある。このツールを使えば、号・グラム・オンスを瞬時に横断換算でき、最寄りのガン玉・割りビシサイズまで自動で提示される。対象魚種を選べば推奨重量との適合もすぐ確認できる。

釣り糸のスペック換算が必要なら 釣り糸スペック換算+糸巻量計算 も合わせて活用してみて。PEラインとリーダーの最適な組み合わせを探すなら PEライン&リーダー組み合わせ診断、釣りにかかる年間コストを見積もりたいなら 釣りコストシミュレーター、ウキの浮力に合うガン玉の打ち方を決めたいなら ウキとガン玉の浮力バランス計算 も用意している。


不具合や要望があれば、お問い合わせページから気軽に教えて。

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Mahiro

Mahiro Appの開発者。堤防でオモリ3号とガン玉Bの重さの違いに混乱した経験から、このツールを作った

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